あてぶろぐ

農業高校と工業大学の道を辿ったエンジニアのブログ。

久々にUnity Fukuokaやっていて思うこと

この記事は、第二弾 地方IT勉強会 Advent Calendar 2019の5日目に投稿する記事でもあります。

 

adventar.org

 

ということでまたまた超久々にブログ書いてます。

今回は、フリーランスになってから再開し始めたUnity Fukuokaの運営について、まだUnity Fukuokaを知らない人に存在アピールも兼ねて最近感じていることを話していこうと思います。

地方コミュニティの課題はほとんどみんな一緒だと思う

さて、今回参加しているアドカレを作られた@tomio2480さんが次のように語られています。

地方で開こうIT勉強会

 

日本各地の田舎で勉強会をやっている人たちの声をききたい,どんな苦労があるのだろうか,どんな思いで進めているのだろうか...... などなど,ざっくばらんにお気持ち表明をしていただけると,各地で頑張る,あるいは頑張っていきたいと思ってらっしゃる方のためにもなるかと思っています.ぜひぜひ思いの丈をぶつけてみてください!

 

以前 #ものラジ にゲスト出演していただいた@amidaSawaguchiさんがこのアドカレに参加するとツイートされていて知って、全国の各都道府県で活動されているコミュニティの声を聞けるってすごく興味が湧いて、個人的にも聞いてみたい!それなら!!と即参加しました笑

 

 

でも、おそらく結果の話はみんな似た話じゃないかなと思っていて、個人的にはその過程(ドラマ)が物凄く興味持っています!

おそらく地方コミュニティの大きな課題ってのは、

  • イベントに参加する人が少ない
  • 運営に参加する人がほぼいない
  • 参加してもそれっきりという方が6~7割
  • スポンサーについてくれる会社さんがいない
  • 会場がなかなか見つからない
  • 無料イベントにしたいけど会場がないから有料になってしまうと尚更参加する人がいない
  • ...etc

 

というように色々ある中でだいたいコアメンバーは2~3人だったり、もしくは1人だったりすると常に孤独との戦いのようになってるんじゃないかなと思います。

ひとごとになってしまい知っている人がこの記事を読んでいると大変申し訳なくあるんですが、、笑

Unity Fukuokaは発足から3年目まではコアメンバーが2~3人以上いて、上手く回っていた時期がありました。 だけど、必然的にコアメンバーを交代していかなければならない場面というのはあり、3回目ぐらいから自分が加わり、5回目ぐらいの世代交代で止まってしまいました。

それは、コミュニティの中に参加する人が出てこなかったからでした。

約2年3ヶ月ぶりのUnity Fukuoka

Unity Fukuoka 13Unity Fukuoka 14の間は約2年3ヶ月という時間が空いてしまっておりました。

その間もちょくちょくUnity Fukuokaグループへの参加者が増えており、おそらく次のイベントがあることを待ち遠しかったのではないでしょうか。

なぜ、そんなにも月日が空いてしまっていたのか、それはコミュニティのコアメンバーが居なくなったからでした。

アメンバーが居なくなったコミュニティ

最初から最後の方までUnity Fukuokaを支えていた方は大学の先輩でもある いも さんでした。

その前まで一緒にやらせていただいていた自分もいもさんも最終的に東京に仕事しに上京することとなり、Unity Fukuokaを支える後継者がいないまま出てしまったのでコミュニティの活動が一旦止まってしまったのです。

では、それ以外のメンバーはどうなったかというと、仕事や忙しくなられたり、家庭の方を優先することになられたり、Unityを扱うケースが減りモチベーションが減ったからや福岡を出てしまったなど様々あります。

では、なぜ後継者が現れなかったのか。

「コミュニティに参加する=リーダーシップが必要」という勘違い

コミュニティを続けることは簡単のようでとても大変です。 しかも前提として色んな人を巻き込む必要が出てきたり、運営を手伝ってくれるメンバーが現れた時に諸々サポートも必要だったりします。 あとは今でも大変なんでさっきも出しましたが、会場や懇親会の費用を負担してくれるスポンサーなどを探す必要があったりするのでコネ力も大事ですよね。

とまぁやってると色々ありますが、客観的に見られた時に全部ひっくるめて『リーダーシップが必要でそれが無いとコミュニティを支えるなんてできない』と思われているんじゃないか説が個人的にはあります笑

でも、それは勘違いです。

ただやることが多いだけでリーダーシップが無くてもコミュニティはやれます。 と言ったところで「ホントかよw」って思われてしまうんだろうと思いますが、マジで無くてもできるとはずなんです。

それは運営を手伝ってくれる人、あるいは参加者に支えてもらえれば良いからです!

「お客様は神様である」理論は超古いし今後通用しない

先日、LINE DEVELOPER DAY 2019に参加してきて、全セッションの中で個人的に一番好きだったのは けんすう さんのセッションでした。

linedevday.linecorp.com

一番共感したことは、けんすうさんは『ユーザーはお客様ではなく同じ運営者として参加してもらうとサービスが良くなっていく』と話されていました。

ここがめちゃくちゃ共感して、これってコミュニティでも通じる話だし、サービスに対して話されていても関わってもらっているのなら会社という組織に参画してもらう見方もできるから、組織全般に通じる話じゃないかなって感じました。

確かに理想は、コミュニティを支えるメンバーが多ければ良いですし、めっちゃできる人がコアメンバーに居たら安泰だと思います。 でも、目的ってイベントを定期的に開催して、イベントという場を作って色んな交流をやりたいのなら別にコアメンバーが1人でも参加者さんに手伝ってもらえるところは手伝ってもらうスタイルにしてしまえば、なんとかコミュニティは続けられると思うのです。

かと言ってそれ状況がずっと続くのは、いつ事故にあってやれなくなったりや急遽何もできない状況になってしまうことも可能性としては十分あってよろしくないので笑、定期的にメンバーを増やす活動も必要ではあります。

課題だらけの地方コミュニティ

という感じで「やりたいけども、、、」って迷っている方には↑この辺の話でなんとかなりそうですよね!

でも「やりたくない」って感情にはどんな話も通用せず、無理にやられても大きなトラブルの元になるだけなので無理に話すことはできません。

ただ、関東の場合は人が多いからその二極端の層の数はある一定以上いるんで「やりたいかも」候補はすぐに出てくる。 けれども地方の場合、そもそも母数が少ないため年齢層や家庭の行事などの色んな課題が大きく浮き彫りになってくる。

そうなんです。関東はコミュニティがめちゃんこやりやすくって地方コミュニティを経験した人からすると驚くほどにイージーモードなんです笑

だから、どれだけ色んな人を巻き込んで、自分も参加者もどちらのモチベーションをも保ちつつ、コミュニティを続けられるのかがキモになってくるなぁと最近すごく感じています。

継続は力なり

継続させていくには楽しくないとやれないとまで思っています。

なので、会社員やりつつコミュニティやるのは厳しいなぁと感じ、今年からフリーランスになって働きやすいスタイルである程度自由に動ける状態でやりたいことをバンバンやっている中でUnity Fukuokaを再開することができました。 次のUnity Fukuoka 15も約半年間が空いてしまったんですが、フリーになってようやく何とか安定することが一旦できたので、これから定期的に開催できるようにして、Unityの話が聞ける他に東京での最新でホットな情報をも聞けるなどコンテンツの質を良くして、オーディエンスが参加して面白い!楽しい!と思ってもらえるイベントをできたらサイコーだなと妄想しています笑

来年のどこかでFukuoka.NET(ふくてん)さんとコラボイベントとかできたらイイなぁとか考えてたりします!><

宣伝

てことで今年最後のUnity Fukuoka 15を12月27日(金) 19:00から天神の赤煉瓦 エンジニアカフェで開催することが確定できましたので、興味のある方は是非ご参加のほどお待ちしております!!

meetup.unity3d.jp

engineercafe.jp